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風のつぶやき! 南摩ダム・日帰り温泉などの情報

風の吹くまま、気の向くままに!

奥の細道 裏見の滝

裏見の滝


神橋から清滝方面に向かうと、右手に古河記念病院がみえてくる。
その先、荒沢川の橋の手前を右に曲がり、2キロほど行くと駐車場に着く。
そこから小鳥の声や荒沢の音を聞きながら階段のある山道を荒沢渓谷沿いに登っていくと15分ほどで裏見の滝に着く。
沢の橋から奥の方にダイナミックに流れ落ちる滝の景観は言葉では現せないほど雄大で素晴らしい。ただ残念な事に数年前に展望台まで木製の階段が出来てしまったが、便利ではあるが景観を十分に損ねてしまった事は否めない。
ここからその木製の階段を上っていくと展望台へと着く。滝の轟音とマイナスイオンを全身に浴びながら眼前の滝に暫し見惚れてしまう。
昔は、ここから岩伝いに滝の裏側を通る事が出来たらしいが、今は通る事も滝を裏から見ることも出来ない。



廿余丁山を登つて瀧有。岩洞の頂より飛流して百尺、千岩の碧潭に落たり。
岩窟に身をひそめ入て瀧の裏よりみれば、うらみの瀧と申伝え侍る也。
”暫時は瀧に籠るや夏の初”


二十余町山を登ったところに滝がある。くぼんだ岩の頂から、百尺ほども飛ぶかと思われる勢いで、多くの岩を畳んだ青々とした淵に落ち込んでいる。
岩窟に身をひそめて入り込み、滝の裏から眺められるので、この滝を裏見の滝と言い伝えている。
轟く水音のみを聞いて滝裏にしばらくこもれば、雑念が払われ、まるで夏行の初めのような境地となるのである。
                          (奥の細道より)


一 同二日
天気快晴。辰ノ中尅、宿ヲ出。ウラ見ノ瀧(一リ程西北)、カンマンガ淵見巡、漸ク及午。鉢石ヲ立、奈須・太田原ヘ趣、常ニハ今市へ戻リテ大渡リト云所ヘカヽルト云ドモ、五左衛門、案内ヲ教ヘ、日光ヨリ廿丁程下リ、左へノ方ヘ切レ、川ヲ越、せノ尾・川室ト云村ヘカヽリ、大渡リト云馬次ニ至ル。三リニ少シ遠シ。


一 同二日 
天気快晴。午前8時頃、宿を出る。裏見の滝(一里程西北)、含満が淵を正午頃迄見物。鉢石を立ち那須・大田原へ趣く。通常は今市へ戻って大渡から行くが、五左衛門が教えた通り、日光より廿丁程下り、左の方へ曲がり、大谷川を越え、瀬ノ尾・川室という村を通って大渡という馬継に至る。三里を少し越える。
                         (曽良随行日記より)



裏見の滝

裏見の滝は華厳の滝、霧降の滝とともに日光三大名瀑のひとつ。
滝の裏には不動明王が祀られている。これは1624(寛永元年)奥州の出羽三山から荒沢不動尊が迎えられ、天海大増正の命により、裏見滝に安置されたもの。男体山・太郎山大真名子山への信仰登山のための修行場で高さ45m幅2m落差19mの滝である。



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裏見の滝の図裏見の滝の図

(日光山志より)
裏見の滝の図、右の図に滝の裏を通る人が見える。


芭蕉翁発句集の中には裏見の滝に関連した句があり
”暫時は瀧に籠るや夏の初”
の発想となったのでは。

”ほととぎすうらみの滝のうらおもて”
”うら見せて涼しき滝の心哉”


裏見の滝

参考資料 隋想社編 郷愁の日光 石井敏夫絵葉書コレクションより





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テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/07/22(土) 09:30:45|
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