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風のつぶやき! 南摩ダム・日帰り温泉などの情報

風の吹くまま、気の向くままに!

写真について(二)

昭和44年宇都宮市の県立U工業高校の電子科を卒業した私は矢板市のS社に入社した。
そこで同郷のK氏と知り合う。K氏は早くから写真をやっており、暗室を作ってフイルムの自家現像からプリントの自家引伸ばしまで既にやられていた。
その頃、K氏は天体観測をやっていて天体の写真を主に撮っていた。
私は天体などには全く興味はなく、彼の処理するフイルム現像、そしてプリントの引き伸ばしに時々付き合わされていた。
毎週土曜日の夜になると決まってプリントの引き伸ばし処理をしていた。それも夜だけ、暗幕を張っての急ごしらえの自然暗室であった。
酢酸の臭いのこもった狭い部屋で現像液に浸した印画紙に徐々に浮き出てくる画像、いつしかこの感動の瞬間が私を素晴らしいモノクロの世界へと導いてくれたきっかけとなったのである。
いつも時間などは関係なく暗幕を外すと東の空は白み始めていた。
この頃、私はカメラを買うために安い給料の中から少しずつ貯金をしていた。初めニコンが欲しくて欲しくて堪らなかったが安給料の当時の私には高すぎて手が出なかった。
一方K氏は天体写真を主に撮っていたので全マニュアルのアサヒペンタックスSVを使っていた。いつもバルブ撮影なので露出計は必要ではなかったのであろう。
私はカメラを何処のメーカーにするか悩んでいたがTTL開放測光を搭載したアサヒペンタックスSPにほぼ絞っていた。その当時、ニコンに比べて価格も安く、レンズも良く、そして何より露出計が組み込まれていて使いやすく一番人気が高かったことが決め手になった。確か当時の価格が50mmF1.8の標準レンズ付で4万円位だったと思う。その当時高卒の私の初任給は2万1千円位でした。
手に入れてからというものは、休みになると毎週のようにカメラを持ってはオートバイで徘徊するように写真を撮りまくっていた。
最初のうちは物珍しくカラーでいろいろと撮っていたが、K氏と付き合うようになってからは現像処理の面白さも手伝ってか、次第にモノクロへと傾倒していった。
その頃、私は雲の表情の面白さに魅力を感じK氏の天体写真に対抗して雲の生態写真を撮りはじめていた。
そんなある日、宇都宮市のとあるデパートで宇都宮市在住の気象学者、鈴木正一郎先生の写真展が開かれたのである。
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  1. 2005/04/06(水) 00:00:00|
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